内容紹介
中学入学前の春、4年前に両親が別れて、父親と2人暮らしの鈴のもとに、母親が倒れたという知らせがとどく。母はそのまま亡くなってしまい、母親のもとにいた弟の圭が、鈴たちといっしょに暮らすことになった。
たがいに離れていた時間のこと、それぞれがもつ母親との思い出。さまざまな思いをかかえて揺れ動く子どもたちの感情をこまやかにとらえ、たがいを思いやりながら、手探りでつくる新しい家族の日々をていねいに描いた感動作。
著者略歴
著:岩瀬 成子
1950年山口県に生まれる。『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』で産経児童出版文化賞大賞を受賞。そのほかの作品に、『もうちょっとだけ子どもでいよう』『まつりちゃん』『ピース・ヴィレッジ』『ぼくが弟にしたこと』などがある。
ISBN:9784036431809
。出版社:偕成社
。判型:4-6
。ページ数:246ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2018年06月
。発売日:2018年06月20日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。