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和食のだしは海のめぐみ 1

昆布

監:日本昆布協会
著:阿部 秀樹

紙版

内容紹介

2013年、ユネスコ(UNESCO=国際連合教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録された「和食:日本人の伝統的食文化」。その和食の味つけの基礎となり、素材のおいしさをそこなわずに料理にまとめるのが、「だし」の役割です。
だしといえば、まず「昆布」「鰹節」「煮干」の3つが思いうかびますが、昆布は海藻のコンブ、鰹節は魚のカツオ、煮干は魚のイワシと、どれも、もともとは海の生きものを加工してつくるものです。その意味で「和食のだしは海のめぐみ」だといえるでしょう。
第1巻『昆布』では、コンブがどんな海藻で、どう獲るのか、だし昆布はどうつくるのか、なぜ生きているコンブからはだしが出ないのか、昆布の歴史、いろいろな昆布、昆布だしのとり方、昆布料理、お祝いに使われる昆布、海のコンブに迫る危機などを、美しく豊富な写真を使って、わかりやすく紹介します。

著者略歴

監:日本昆布協会
監修/日本昆布協会(にっぽんこんぶきょうかい)
1949 年、任意団体として設立。1972 年に社団法人、2013年に一般社団法人となり、現在に至る。所在地は大阪府大阪市。昆布及び昆布製品の品質の向上及び需給の安定を図るため、昆布の流通の合理化、加工に関する技術の改善及び消費の拡大に努めるとともに、昆布に関する総合的な調査研究を行うことにより、昆布流通加工業の健全な発展を促進し、もって国民の食生活の向上及び健康の増進に寄与する。
著:阿部 秀樹
文・写真/阿部秀樹(あべ・ひでき)
1957 年、神奈川県藤沢市生まれ。目の前が海という鎌倉稲村ケ崎で幼少時代を過ごす。立正大学文学部卒業後に本格的にダイビングと水中写真を始め、フォトコンテストで数々の賞を受賞した後、写真家として独立。北海道から沖縄まで多様性あふれる日本の海と、それを取り巻く人や生物のさまざまな姿をテーマとして撮影をおこなっている。特に水中生物の生態行動の撮影では国内外の研究者と連携して、国際的な評価を得ている。現在は、月光による水中撮影といった新しい取り組みや、海の幸への造詣の深さを生かして和食全般の取材も精力的におこなっている。おもな著書に『イカ・タコガイドブック』『ネイチャーウォッチングガイド 海藻』『魚たちの繫殖ウォッチング』『美しい海の浮遊生物図鑑』等がある。また、「ダーウィンが来た」「Wild Life」「にっぽん印象派」(共にNHK 日本放送協会)の撮影及び出演、仏映画「OCEANS」のスチル撮影(一部)など、テレビ番組や映画等の撮影やコーディネートもおこなっている。静岡県伊豆の国市在住。

ISBN:9784034368107
出版社:偕成社
判型:A4変
ページ数:40ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2020年11月
発売日:2020年11月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNK
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNNS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:KNAF