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父さんがかえる日まで

著:モーリス・センダック
訳:アーサー・ビナード

紙版

内容紹介

船乗りの父さんが航海に出たあと、母さんはその帰りを待ちわびるだけ。まだあかんぼうの妹は、姉さんのアイダが子守りをしなければなりません。ところが、よそ見をしていたすきに、その妹がゴブリンにさらわれてしまいました。アイダは母さんのレインコートをきて、ホルンをポケットに入れ、妹の救出に向かうのですが、窓を出るとき、うっかり後ろ向きに出たために、〝ふわふわふわのうわのそら〟をさまようことになりました。

精緻に描き込まれた絵が読者を物語の奥へ奥へと誘う美しい傑作。
『かいじゅうたちのいるところ』『まよなかのだいどころ』とともに、作者自身が自らの3部作とよび、全米図書賞を受賞したモーリス・センダックの代表作。

人と人がむきあわない今の時代に、センダックから届いた美しい手紙
さあ、あなたは大切な人と見つめあって歩いていけますか?

著者略歴

著:モーリス・センダック
モーリス・センダック Maurice Sendak (1928─2012)
アメリカ、ニューヨーク州生まれ。従来の絵本の枠組みを広げる多くの優れた作品を生みだした20世紀を代表する絵本作家。『かいじゅうたちのいるところ』でコルデコット賞、本書『父さんがかえる日まで』で全米図書賞を受賞。作品に『まよなかのだいどころ』『ロージーちゃんのひみつ』『ふふふん へへへん ぽん!』など多数。業績に対して、国際アンデルセン賞画家賞、ローラ・インガルス・ワイルダー賞、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞などが贈られている。
訳:アーサー・ビナード
アーサー・ビナード Arthur Binard (1967─)
アメリカ、ミシガン州生まれ。コルゲート大学で英米文学を学んだ後、卒業と同時に来日し、日本語による詩作を始める。詩集『釣り上げては』で中原中也賞を受賞。文章を手がけた絵本に『さがしています』(講談社出版文化賞絵本賞)、『ここが家だ ─ ベンシャーンの第五福竜丸』(日本絵本賞)、『ドームものがたり』(日本絵本賞)、翻訳した絵本に『ホットケーキできあがり』『プレッツェルのはじまり』などがある。

ISBN:9784033286204
出版社:偕成社
判型:A4変
ページ数:40ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年11月
発売日:2019年11月21日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:XA