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岩波現代文庫 学術135

マーケティングの神話

著:石井 淳蔵

紙版

目次

第1章 マーケティングの神話
 1 困惑するマーケティング現場
 2 製品開発に合理性はありうるか
 3 コンセプト・ターゲットの見誤りは多くないか
 4 消費者に欲望はあるか
 5 新しいマーケティング概念に向けて
 6 本書の問題提起

第2章 意味構成・了解型の製品開発
 1 金融商品の開発と広告作品の制作
 2 モノ型スタイルと芸術型スタイル
 3 日産自動車の開発体制の革新
 4 製品開発の二つの論理──論理実証と意味構成・了解
 5 意味構成・了解概念の意義

第3章 対話型コミュニケーション
 1 マーケティング・リサーチの革新
 2 組織コミュニケーションの革新
 3 マーケティング・コミュニケーションの革新
 4 解釈情報コミュニケーションの意義

第4章 競争概念は普遍的か
 1 日本と米国に見る競争行動の違い
 2 米国流マーケティング・マネジメント
 3 日本流マーケティング・マネジメント
 4 器用仕事と客観的偶然
 5 コンセプトによる適応と記号作用による適応

第5章 人間にとって消費するとは何か
 1 なぜ、消費をするのか
 2 文化的事業としての消費
 3 体験としての消費
 4 消費概念の深化

第6章 交換は必然のものか
 1 マーケティングの基礎概念としての交換
 2 相互行為としての交換
 3 交換は必然か
 4 浮遊する価値

第7章 科学はマーケティングなのか
 1 「科学」概念の脱構築へ
 2 マーケティング研究の相対主義
 3 「マーケティングは科学なのか」再論
 4 マーケティング世界におけるポスト・ポジティビズムの意義

第8章 神話のマーケティング
 1 認識優位の知
 2 フィールドの知
 3 神話のマーケティング
 4 分析的理解、共感的理解、そして対話的理解

 参考文献

 あとがき
 岩波現代文庫版に寄せて
 事項索引
 人名索引

ISBN:9784006001353
出版社:岩波書店
判型:文庫
ページ数:420ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2004年12月
発売日:2004年12月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJS