岩波新書 新赤版1819
水墨画入門
著:島尾 新
紙版
内容紹介
墨と,筆と,紙──この,シンプルな素材から生みだされてきた「モノクロームの世界」は,果てしなく豊かで,奥深く,そして愉しい.東アジア独自の筆墨文化に広く目くばりしながら,水墨画の歴史と思想,作品と技法を縦横無尽に読み解く.矢代幸雄の名著『水墨画』から五〇年,あらたな水墨画への道案内.
目次
はじめに
第一章 水墨画とはなにか?
第二章 水墨の発見
第三章 水墨画の存在様式
第四章 イリュージョニズムの山水画
第五章 水墨画がやってくる
第六章 詩書画の世界
第七章 「胸中の丘壑」から「胸中が丘壑」へ――水墨表現のさまざま
おわりに
参考文献抄