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岩波新書 新赤版1788

2100年の世界地図 アフラシアの時代

著:峯 陽一

紙版

内容紹介

世界人口の重心が変化していく。2100年までに世界の人口は百億人を超え、アフリカとアジア、すなわち「アフラシア」の人々が世界人口の8割以上を占める。本書は地理情報システム(GIS)の手法を駆使し、人口分布などの地球規模の情報を多彩なカラー地図で示す2100年の未来予測である。

目次

はじめに

第一部 二一〇〇年の世界地図
 第一章 二二世紀に向かう人口変化
 第二章 定常状態への軟着陸
 第三章 新たな経済圏と水平移民

第二部 後にいる者が先になる
 第四章 ユーラシアの接続性
 第五章 大陸と海のフロンティア
 第六章 二つのシナリオ

第三部 アフラシアの時代
 第七章 汎地域主義の萌芽
 第八章 イスラーム
 第九章 「南」のコミュニケーション

終章 共同体を想像する


あとがき
参考文献

著者略歴

著:峯 陽一
峯 陽一(みね よういち)
1961年熊本県天草生まれ.京都大学文学部史学科卒,同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
現在―同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授,JICA研究所客員研究員
専攻― 人間の安全保障,開発研究,アフリカ地域研究
著書―『現代アフリカと開発経済学』(日本評論社,国際開発研究大来賞受賞),『南アフリカ――「虹の国」への歩み』(岩波新書)共編著―What Colonialism Ignored (Langaa RPCIG),Preventing Violent Conflict in Africa: Inequalities, Perceptions and Institutions (Palgrave),『アフリカから学ぶ』(有斐閣),『憎悪から和解へ――地域紛争を考える』(京都大学学術出版会,NIRA 大来政策研究賞受賞)など

ISBN:9784004317883
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:238ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2019年08月
発売日:2019年08月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHH