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岩波新書 新赤版1513

コーポレート・ガバナンス

著:花崎 正晴

紙版

目次

はしがき

第1章 コーポレート・ガバナンスとは何か
 1 所有と経営の分離
 2 エージェンシー問題

第2章 アメリカ型ガバナンスの特徴と限界
 1 株主による経営者のモニタリング
 2 経営者へのインセンティブ付与
 3 株式市場を利用するアプローチ

第3章 日本型ガバナンスを再検討する
 1 企業系列
 2 日本独自のメインバンク・システム
 3 日本のメインバンクはガバナンス機能を果たしたか

第4章 日本の銀行のガバナンス
 1 金融危機の何が問題か
 2 銀行のガバナンスと規制の役割
 3 ガバナンスの空白

第5章 東アジア企業のガバナンス構造
 1 家族支配企業のガバナンス
 2 アジア危機とコーポレート・ガバナンス
 3 財閥の功罪
 4 中国の経済発展

第6章 コーポレート・ガバナンスの将来展望
 1 アメリカ型ガバナンスは浸透したか
 2 日本の企業行動はアメリカ型に移行するか
 3 ステイクホルダー型ガバナンス

あとがき
参考文献

著者略歴

著:花崎 正晴
花崎正晴 (はなざきまさはる)
1957年東京生まれ
1979年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業,日本開発銀行設備投資研究所,同調査部,OECD経済統計局,ブルッキングス研究所,一橋大学経済研究所,日本政策投資銀行設備投資研究所等を経て,
現在─一橋大学大学院商学研究科教授
   早稲田大学博士(経済学)
専門─コーポレート・ガバナンス,金融論
著書─『日本経済 変革期の金融と企業行動』(共編著)(東京大学出版会2014年),『金融システムと金融規制の経済分析』(共編著)(勁草書房2013年),『企業金融とコーポレート・ガバナンス』(東京大学出版会2008年,第50回エコノミスト賞受賞),『コーポレート・ガバナンスの経済分析─変革期の日本と金融危機後の東アジア─』(共編著)(東京大学出版会2003年)ほか

ISBN:9784004315131
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:740円(本体)
発行年月日:2014年11月
発売日:2014年11月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ