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岩波新書 新赤版1485

瞽女うた

著:ジェラルド・グローマー

紙版

目次

序 章 門付け唄を聴く
 瞽女さが来らいた/瞽女のイメージ/瞽女の分布/ 「こうといな」の節回し/瞽女唄に「正調」はない/唄は商売/瞽女唄の聴き方

第一章 瞽女の時代──宿命から職業芸人へ
 説話の中の「盲女」/中世の「盲女」と芸能/近世社会の瞽女/三種の瞽女稼業/瞽女組織の成立/沼津・三島の瞽女仲間/甲府の瞽女組織/高岡城下の瞽女町/長岡の瞽女組織/仲間組織の役割/妙音講/瞽女縁起/瞽女式目

第二章 近世旅芸人と瞽女
 近世の芸能/芸能と倹約令/芸能の商品化と瞽女の抵抗/近世経済の裏面と芸能/当道の芸能/越後の大道芸人/説経語り/祭文語り/芝居と花街/読売の世界

第三章 瞽女を支えた社会
 吉凶の施行/藩による扶持制度/巡業の規制/旅人の受入れ/取締りの強化/ 「偽者」続出/関東周辺での受容/甲斐と武蔵の村々の賄い代/村費に頼る「福祉」/越後の瞽女宿/瞽女の受入れと信仰

第四章 瞽女は何を歌っていたか──音楽文化の流行と流通
 様々な瞽女/音曲師匠としての江戸瞽女/箏曲指南/浄瑠璃と瞽女/様々な三味線唄/唄の地域性/関東の瞽女のレパートリー/越後の「祝くどき」/関東の「蚕くどき」/ 「春駒」/越後瞽女と「万歳」/太夫のセリフ/才蔵のセリフ

第五章 越後の瞽女唄──節回し・三味線・物語
 古い瞽女唄と新しい瞽女唄/ 「松坂節」/ 「祭文松坂」の展開/ 「段」の構造/ 「祭文松坂」の旋律/詞章とその形成/生まれ続ける新作/瞽女の「くどき」/人気の高い「くどき」/ 「くどき」の旋律と構造

終 章 終わらない終わり──瞽女が残したもの
 芸能の商品化/明治の芸人取締り/瞽女・座頭の禁止令/越後瞽女の組織改革/束の間の隆盛/明治以降の衰退/録音と「自由」の喪失/近世の唄とモダンな唄/唄の盛衰と近代社会/瞽女唄が問うもの

後書き
参考文献
図版・写真出典一覧

ISBN:9784004314851
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:256ページ
定価:820円(本体)
発行年月日:2014年05月
発売日:2014年05月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC