岩波新書 新赤版1443
土と生きる
循環農場から
著:小泉 英政
紙版
目次
はじめに
Ⅰ 循環農場の風景
一箱の世界
ミミズが山からやって来た
茅の堆肥
里山有機農業
六十億の森
落ち葉堆肥を抱いて
見学会というひとつの旅
目釘通し
ひとひろの縄
時がついてくる
Ⅱ 野菜たち
日照りを届ける
水を求めて
芋名月
天の恵み
皮がおいしい
無肥料畑
里山の冬
冬の時間
竹を使う
ヤマイモのように
森とともに
春を感じて
サクラの記憶
五月の色
立夏・豊作
ねぎ坊主
花を食べる
梅雨の竹林
森のお返し
Ⅲ 地続きの被災地
あさぎ色の畑
気仙沼の日
Ⅳ 国に拠らず
十九歳の頃/非暴力と町鳶/よねばあちゃん/強制収用/よねの養子になる/微生物農法の会/三里塚ワンパック/輪が拡がる/「占有移転禁止」/畑に泊り込み/子連れ五家族/木の根の直さん/成田空港開港後/運動の分裂と収束/畑に没頭する/循環という言葉/ひとつの終わりへ/出発のラブレター/試行錯誤の連続/よねの畑/和解成立/終っていない
Ⅴ 一歩ずつ、一つずつ
セシウムと向きあう
不検出の知らせ
もう一度里山へ
一歩ずつ、一つずつ
天衣無縫の彼方へ
循環の流れ(抄)
おわりに