岩波新書 新赤版1351
日本語雑記帳
著:田中 章夫
紙版
目次
まえがき
Ⅰ メディアのことば
@の呼び名は?/前畑がんばれ! 前畑がんばれ!/今日は帝劇、明日は三越/黒い魔物からケイタイへ/Veni, Vidi, Vici
Ⅱ 外行語・外来語
HENTAI・SUKEBAY/テケツからチケットへ/ペチカ・gobang/冥王星・tsunami/JUDO・フジヤマ
Ⅲ 呼びかけのコトバ
おとっつぁんからオトウサンへ/オネエサンは何歳まで?/ジージとバーバ/ボーイは少年か?
Ⅳ 多彩な方言
きゃァるが啼くンデ/ナニユーテンネン/ハイブリッド方言の誕生/キヤシナイとコヤシナイ
Ⅴ 所変われば、コトバも変わる
スコップとシャベル/シアサッテとヤノアサッテ/山の手コトバと下町コトバ/ガ行の鼻音・濁音/東京式と京阪式
Ⅵ 漢字・漢語の世界
ユーウツな漢字/伝統と慣用/表音派と表意派/字体の許容範囲は?/和製漢語
Ⅶ 昭和のことば
「不逞の輩」、「曲学阿世の徒」/ 「ああ勇ましい日本の旗は……」/ラッパの思い出/嫁・姑は敬語の仲/ 「オ前タチト話シ合ッテモ無駄ダ」
Ⅷ ことばは時代とともに
雅な「オイシュウございます」/サァサ、皆さん晴れマショウ!/漱石も「全然悪いです」と言っていた/イロハ順から五十音順へ/皇室敬語の移り変わり
Ⅸ 日本語は、いま
オシャベリ文体/ 「マモシメ」とは?/誤用が通用する/ 「ダイジョブ」と「ヤッター」/ 「(可能性は)ゼロではない」/ 「~を控えてほしい」/不公平だがヤムヲエナイ
あとがき
参考文献