岩波新書 新赤版1333
日本のデザイン
美意識がつくる未来
著:原 研哉
紙版
目次
まえがき
序──美意識は資源である
1 移動──デザインのプラットフォーム
飽和した世界に向けて
展覧会「JAPAN CAR」
移動への欲望と未来
2 シンプルとエンプティ──美意識の系譜
柳宗理の薬缶
シンプルはいつ生まれたのか
なにもないことの豊かさ
阿弥衆とデザイン
3 家──住の洗練
暮らしのかたち
家をつくる知恵
持たないという豊かさ
日本の家を輸出する
4 観光──文化の遺伝子
日本の見立て方
複眼の視点
アジア式リゾートを考える
国立公園
瀬戸内国際芸術祭
5 未来素材──「こと」のデザインとして
創造性を触発する媒質
ファッションと繊維
鶏口牛後のクリエイション
異国で日本の未来にたどり着く
6 成長点──未来社会のデザイン
東日本大震災から
大人たちのプリンシプル
北京から眺める
あとがき