岩波新書 新赤版1129
漱石
母に愛されなかった子
著:三浦 雅士
紙版
目次
第一章 母に愛されなかった子――『坊っちゃん』
第二章 捨て子は自殺を考える――『吾輩は猫である』
第三章 登校拒否者の孤独――『木屑録』と『文学論』
第四章 母を罰する――『草枕』と『虞美人草』
第五章 母から逃れる――『三四郎』『それから』『門』
第六章 母に罰せられる――『彼岸過迄』
第七章 向き合うことの困難――『行人』と『心』
第八章 孤独であることの意味――『道草』
第九章 承認をめぐる闘争――『明暗』
あとがき