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岩波新書 黄版204

文化人類学への招待

著:山口 昌男

紙版

目次

はじめに

Ⅰ 文化人類学とポーランド
 1 マリノフスキーのポーランド的背景
 2 マリノフスキーとヴィトケヴィッチ
 3 人類学は何を明らかにするのか
 4 経済的交換と象徴的交換

Ⅱ 「交換」の経済人類学
 1 マリノフスキー評価をめぐって
 2 トロブリアンド諸島のクラ交易の実際
 3 クラによって日常生活を超える
 4 中入り・備中神楽のコスモロジー
    ──パフォーマンスとは何か
 5 マリノフスキーとモース

Ⅲ 構造論人類学の流れとリオ族の交換
 1 構造論人類学の流れ
 2 象徴的二元論の世界
 3 レヴィ゠ストロースの交換論
 4 フローレス島リオ族の交換
 5 伝統的社会にとって「交換」とは何か

Ⅳ 女性の宇宙論的位相
 1 女性の神話的原イメージ
 2 収穫の儀礼と女性
 3 排除されつつ依拠される女性
 4 両義的な仲介者としての女性
 5 恐怖の存在としての女性

Ⅴ 政治の象徴人類学
 1 政治を演劇的にとらえ直す
 2 魔の喚起力

Ⅵ 再びポーランドへ
   ──ヴィトケヴィッチの現代性──

はい、山口さん、私はこのように聞きました。……大江健三郎

あとがき

ISBN:9784004202042
出版社:岩波書店
判型:新書
ページ数:224ページ
定価:760円(本体)
発行年月日:1982年09月
発売日:1982年09月20日