岩波文庫
自由論
著:J.S.ミル
訳:関口 正司
紙版
内容紹介
「本人の意向に反して権力を行使しても正当でありうるのは、他の人々への危害を防止するという目的での権力行使だけである」。大衆の画一的な世論やエリートの専制によって個人が圧殺される事態を憂慮したJ・S・ミル(一八〇六―一八七三)は、自由に対する干渉を限界づける原理を提示した。自由について考える際の最重要文献の明快な翻訳。
目次
凡 例
第一章 序 論
第二章 思想と討論の自由
第三章 幸福の一要素としての個性について
第四章 個人に対する社会の権力の限界について
第五章 応 用
訳 注
解 説
索 引