岩波文庫 緑228-1
安岡章太郎短篇集
著:持田 叙子
紙版
内容紹介
安岡章太郎(1920—2013)は、1950年代に登場した戦後文学を代表する作家。短篇小説の名手として知られる。戦時下での青春の挫折、軍隊での体験、敗戦直後の占領下、戦後の日常生活… ユーモアとペーソスに溢れた繊細な文章で、人の心の襞を描き出した。新しい時代の到来を告げた清新なデビュー作「ガラスの靴」から円熟期の作品まで14篇を収録。
目次
ガラスの靴
蛾
家庭
体温計
マルタの嘆き
故郷
サアカスの馬
職業の秘密
老人
野の声
走れトマホーク
父の日記
放屁抄
猶予時代の歌
解説(持田叙子)
安岡章太郎略年譜