岩波文庫 緑222-2
老女マノン・脂粉の顔 他四篇
著:宇野 千代
編:尾形 明子
紙版
内容紹介
大正十年のデビュー作「脂粉の顔」から昭和三年発表の「老女マノン」まで.父親の暴力,幼すぎた不幸な結婚,代用教員時代に見た社会の不正義など,自らの生い立ちを主たるモチーフとした初期の中短篇を収録.(解説=尾形明子)
目次
脂粉の顔
墓を発(あば)く
巷の雑音
三千代の嫁入
ランプ明るく
老女マノン
*
《解説》 宇野千代の生と文学(尾形明子)
作品解題