岩波文庫 緑19-3
運命
著:国木田 独歩
紙版
内容紹介
詩情と求道心が混然一体となった文学者・国木田独歩(1871-1908)。「柔い心臓を持っていた」(芥川龍之介)詩人にして小説家である。その小説は,今に至るまで広く愛読されている。『運命』は独歩が一躍脚光を浴びた代表的短編集である。「運命論者」「空知川の岸辺」「非凡なる凡人」など、全9作品を収録。(解説=宗像和重)
目次
運命論者
巡 査
酒中日記
馬上の友
悪 魔
画の悲み
空知川の岸辺
非凡なる凡人
日の出
注 解……………芦川貴之
解 説……………宗像和重