岩波文庫
歌舞伎十八番の内 勧進帳
校注:郡司 正勝
紙版
内容紹介
山伏姿に身を変え奥州へ落ちゆく義経主従。その前に安宅の関が立ちふさがる。関守富樫の厳しい詮議と追及。弁慶がこれを大胆不敵に退け、一行は辛くも虎口を逃れる。市川海老蔵(七代目団十郎)天保十一年初演の演目を、明治の「劇聖」九代目団十郎が端正な一幕劇として昇華させ今に伝わる、歌舞伎十八番屈指の傑作狂言。
目次
凡 例
校注者解説……………郡司正勝
勧進帳
語釈注
演出注
附 帳(扮装・鳴物)
解 説……………児玉竜一