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岩波ブックレット 1045

第四次産業革命と教育の未来

ポストコロナ時代のICT教育

著:佐藤 学

紙版

内容紹介

三十年におよぶ経済停滞に加え、コロナ禍のダメージを受けた日本では、「未来の教室」事業に急速に期待がかかるが、その成否は? また、現在の労働の多くがロボットに代替される未来予測のもと、教育の役割が重みを増すなか、各国の政策対応は? 学校改革の第一人者が、豊富なデータとともに検証する。

目次

はじめに
1 第四次産業革命による社会の変化
2 新型コロナ・パンデミックとICT教育
3 巨大化するグローバル教育市場
4 「人材=人的資本」の変化
5 ICT教育の現在と未来
6 学びのイノベーションへ
7 改革の展望
あとがき
参考文献

著者略歴

著:佐藤 学
佐藤 学(さとう まなぶ)
1951年広島県生まれ。東京大学名誉教授。専門は学校教育学。全米教育アカデミー(NAE)会員。アメリカ教育学会名誉会員、日本学術会議第一部(人文社会科学)元部長、日本教育学会元会長。国内外の学校を訪問し、学びの共同体の学校改革の研究と実践を積み上げ、11カ国の言語で著書が翻訳出版されている。アジア出版大賞次賞(2012年)。著書に、『「学び」から逃走する子どもたち』『「学力」を問い直す』『学校を改革する――学びの共同体の構想と実践』(以上、岩波ブックレット)、『教育方法学』『授業研究入門』(共著)『専門家として教師を育てる――教師教育改革のグランドデザイン』(以上、岩波書店)、『米国カリキュラム改造史研究――単元学習の創造』『学校改革の哲学』(以上、東京大学出版会)、『カリキュラムの批評――公共性の再構築へ』『教師というアポリア――反省的実践へ』『学びの快楽――ダイアローグへ』(以上、世織書房)、『教師花伝書』『学びの共同体の挑戦――改革の現在』(以上、小学館)など多数。

ISBN:9784002710457
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:80ページ
定価:620円(本体)
発行年月日:2021年04月
発売日:2021年04月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN