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岩波ブックレット 1010

外国人労働者受け入れを問う

新版

著:宮島 喬
著:鈴木 江理子

紙版

内容紹介

2018年末の改定入管法により,外国人労働者の受け入れ拡大が進められている.だが,そこでは彼らは労働力として扱われ,人として受け入れる視点が欠けている.移住女性の状況やヘイトスピーチの問題などにも目配りしながら,いま日本で暮らす,そして新たにやって来る外国人と共に生きる多文化社会への途を考察する.改定法を踏まえて見直した新版.

目次

はじめに
 コラム 在日コリアン


第1章 外国人労働者はどう受け入れられているか
 コラム 日系南米人受け入れは何だったのか?

第2章 人口減少・超高齢社会と外国人労働者

第3章 移住女性の権利を守るには
 コラム 移住女性の再生産活動の尊重を

第4章 社会的・文化的受け入れ態勢を整える
 コラム 社会保障ただ乗り「問題」を問う
 コラム ヘイトスピーチ解消法と解消されない差別

第5章 多文化社会を共に生きる
 コラム 国籍問題
 コラム 難民


引用・参考文献
巻末資料 在留資格一覧

著者略歴

著:宮島 喬
宮島 喬(みやじま たかし)
1940年生まれ.お茶の水女子大学名誉教授.専門は国際社会学.東京大学大学院社会学研究科博士課程中退.お茶の水女子大学教授,立教大学教授,法政大学教授を歴任.『多文化であることとは』(岩波書店,2014年),『現代ヨーロッパと移民問題の原点』(明石書店,2016年)ほか.
著:鈴木 江理子
鈴木江理子(すずき えりこ)
1965年生まれ.国士舘大学文学部教授.専門は移民政策.一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了.博士(社会学).『日本で働く非正規滞在者』(明石書店,2009年),『移民受入の国際社会学』(共著,名古屋大学出版会,2017年)ほか.

ISBN:9784002710105
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:72ページ
定価:580円(本体)
発行年月日:2019年10月
発売日:2019年10月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBF