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岩波ブックレット 1002

命に国境はない

紛争地イラクで考える戦争と平和

著:高遠 菜穂子

紙版

内容紹介

「平和憲法」を掲げながらも,軍事化が進み,戦争に加担する国へと変貌する日本.それでも他国の戦争は他人事なのか.イラクで人道支援活動を続ける著者が,自らの体験をもとに,戦争のリアルな実態,平和への希望を語る.

目次

第1章 暴力の連鎖がイラクに残したもの
第2章 私がイラク支援を続ける理由
第3章 イラクから見る日本
終 章 イラク戦争を知らない世代の皆さんへ

著者略歴

著:高遠 菜穂子
高遠菜穂子(たかとお なほこ)
フリーランスエイドワーカー.1970年,北海道生まれ.大学卒業後,会社員を経て地元で飲食店経営に携わる.2000年にインドの「マザーテレサの家」で,01年からタイ,カンボジアのエイズホスピスでボランティア活動に専念.03年5月からイラクでの活動を開始.主に病院や避難民への緊急支援,医療支援などを行う.04年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力により拘束.解放後,日本国内で「自己責任」バッシングを受ける.現在もイラク人道・医療支援活動を継続中.「イホネット=イラクホープネットワーク」呼びかけ人,「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」呼びかけ人,「九条の会」世話人.著書に『破壊と希望のイラク』(金曜日),『戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない』(講談社)など.

ISBN:9784002710020
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:88ページ
定価:620円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LB