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岩波ブックレット 1000

公文書管理と民主主義

なぜ、公文書は残されなければならないのか

著:瀬畑 源

紙版

内容紹介

自衛隊PKO日報隠蔽問題や,政権の関与が疑われる森友・加計問題の根底には公文書の杜撰な管理がある.関連法の理念や歴史的経緯を簡潔にまとめ,公文書管理と情報公開が民主主義を支える機能であることをわかりやすく伝える.

目次

はじめに

1 隠蔽された公文書
2 情報公開制度はなぜ必要か
3 情報公開法と公文書管理法
4 公文書管理はどのように行われるのか
5 歴史の検証のために

おわりに――市民社会の力を

〈巻末資料〉公文書等の管理に関する法律(抄)

著者略歴

著:瀬畑 源
瀬畑 源(せばた はじめ)
1976年東京生まれ.一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了.長野県短期大学を経て,一橋大学,成城大学非常勤講師.日本近現代史(天皇制論)・公文書管理制度研究.著書に『公文書をつかう――公文書管理制度と歴史研究』(青弓社),『公文書問題――日本の「闇」の核心』(集英社新書),『国家と秘密――隠される公文書』(共著,集英社新書),『平成の天皇制とは何か――制度と個人のはざまで』(共編,岩波書店)など.

ISBN:9784002710006
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:64ページ
定価:520円(本体)
発行年月日:2019年05月
発売日:2019年05月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JP