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岩波少年文庫 260

ナイチンゲールが歌ってる

著:ルーマー・ゴッデン
訳:脇 明子
絵:網中 いづる

紙版

内容紹介

バレエに打ちこむロッティは、おばちゃんとふたり暮らし。才能を認められ、寄宿制の王立バレエ学校を受験します。ところが一匹の子犬と出会ったことから、心に大きな秘密をかかえることに……。さまざまな出来事をのりこえ、踊ること、生きることのよろこびに目ざめる少女の姿。『トウシューズ』として愛された物語の新訳。

目次

 登場人物紹介

ナイチンゲールが歌ってる

 バレエ用語集
 訳者あとがき

著者略歴

著:ルーマー・ゴッデン
ルーマー・ゴッデン(Rumer Godden,1907–1998)
イギリスの作家。幼少期をインドで過ごしたのち、帰国しロンドンでバレエを学んだ。1930年代にインドに戻り、カルカッタでバレエ教室をひらくかたわら創作活動を開始。小説『黒水仙』『河』で成功を収め、その後、出産を機に子どものための作品を書きはじめる。『人形の家』『クリスマス人形のねがい』『ディダコイ』『台所のマリアさま』『すももの夏』など、多くの物語で親しまれている。
訳:脇 明子
脇 明子(わき あきこ)
香川県生まれ。児童文学者、翻訳家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。ノートルダム清心女子大学名誉教授。「岡山子どもの本の会」代表。訳書にマクドナルド『北風のうしろの国』『金の鍵』『かるいお姫さま』、ディケンズ『クリスマス・キャロル』、バーネット『小公子』『小公女』、『センダックの絵本論』『かじ屋と妖精たち』など多数。著書に『読む力は生きる力』『読む力が未来をひらく』などがある。
絵:網中 いづる
網中いづる(あみなか いづる)
宮城県生まれ。イラストレーター。1999年にペーター賞、2003年にTIS公募プロ部門大賞、07年に講談社出版文化賞さしえ賞を受賞。絵本に『ふくはなにからできてるの?』(佐藤哲也文)、装画・挿絵を手がけた作品に「完訳クラシック 赤毛のアン」シリーズ(掛川恭子訳)、たかどのほうこ『コロキパラン 春を待つ公園で』、岩瀬成子『ジャングルジム』、朽木祥『かげふみ』など多数。

ISBN:9784001142600
出版社:岩波書店
ページ数:394ページ
定価:980円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月19日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB