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岩波少年文庫 257

吹雪の中の列車

著:マト・ロヴラック
訳:山本 郁子
絵:ささめや ゆき

紙版

内容紹介

バラバラだった4年生のクラスに結成された〈子ども同盟〉。特別車両で念願の日帰り旅行にでかけますが、猛吹雪にあい、帰りの列車が動けなくなってしまいます。みんなで助け合おうと呼びかけるリューバンと、反発するペーロのみぞは深まるばかり。子どもたちはピンチを乗りきれるのでしょうか? クロアチア児童文学の名作。

目次

1 いちばん大きな建物

2 ヤブコヴァッツの三人の子どもたち

3 ヴェリコ・セロの子ども同盟

4 会議

5 町への日帰り旅行

6 吹雪の中の列車

7 子どもたちの手

8 リューバンとペーロ

9 深夜

 訳者のあとがき

著者略歴

訳:山本 郁子
山本郁子(やまもと いくこ)
クロアチア語の通訳家・翻訳家。ユーゴスラヴィアからの独立前のクロアチアに魅せられ、リエカ市に住む。帰国後も日本とクロアチアの協力・交流事業に広く携わる。訳書に『見習い職人フラピッチの旅』(小峰書店)、『なぞの少年』『昔むかしの物語』(ともに冨山房インターナショナル)、『幸せな日々』(国土社)などがある。
絵:ささめや ゆき
ささめや ゆき
1943年生まれ。版画家・イラストレーター、絵本作家として活躍。絵本に『ガドルフの百合』(偕成社/小学館絵画賞受賞)、『あしたうちにねこがくるの』(講談社/日本絵本賞)、『かちかちやま』(岩波書店)、挿絵に『あるひあるとき』(のら書店)、『ひろしまの満月』(小峰書店)など作品多数。

ISBN:9784001142570
出版社:岩波書店
ページ数:218ページ
定価:680円(本体)
発行年月日:2022年11月
発売日:2022年11月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB