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岩波少年文庫 141

飛ぶ教室

著:エーリヒ・ケストナー
訳:池田 香代子

紙版

目次

まえがき その一
 ケストナー夫人と息子の言い合い/ツークシュピッツェのながめ/ゴットフリートという名前のチョウ/白黒のぶち猫/万年雪/友情あふれる仕事じまい/そして、仔牛はおおむね雄牛になるというもっともな話

まえがき その二
 軸が緑の鉛筆がなくなったこと/子どもの涙の大きさについて/ヨーナタン・トロッツ少年が大西洋を渡ったこと/おじいさんとおばあさんがむかえに来なかった理由/人間のくじけない心をたたえること/そして、勇気とかしこさをあわせもつことを強く要求すること


 壁をつたうこと/ダンスの練習をする男の子たち/怒ったらこわい優等生/大きな白いつけひげ/『飛ぶ教室』の冒険のあらまし/詩を暗唱する舞台げいこ/そして、思いがけない中断


 禁煙さんについてのくわしい話/書き取りのまちがい三つ/ウーリ、こわがり病をこわがったこと/客車での作戦会議/フリドリーンを偵察に出したこと/クロイツカムがおそわれた理由/そして、走る五人


 フリドリーンがもどったこと/ヨーロッパ一痛快な秀才の話/エーガーラント夫人のきょうのいらいら/歩いていく騎馬の特使/のめっこない条件/さえてる作戦/そして、もっとさえてる禁煙さんの提案


 テクニカルノックアウトに終わった勝負/実業学校生の約束違反/板ばさみのエーガーラント/マルティンの秘密の作戦計画/地下室の顔面パンチ/ひと山の灰/勝ってもいいという許可/そして、エーガーラントが身を引いたこと


 かっこつけテーオドールとまたぶつかったこと/寄宿舎の規則についてのやりとり/思いがけないほめことば/ふさわしい罰/舎監先生の長い話/そして、それについてあとで男の子たちが話したこと


 六頭立ての馬車の絵/古い冗談が大いにうけたこと/バルドゥインという名前/びしょぬれになってびっくりしたこと/幽霊の行列/かゆくなる粉をまく怪物/窓辺のジョニー/そして、ジョニーの将来計画


 クロイツカム先生のこと/ぞっとする事件/男の子たちが五回書かされた文/休み時間のみょうな知らせ/ベク先生との散歩/市民農園の再会/そして、柵のそばでのあくしゅ


 山のようなクッキー/『飛ぶ教室』のつぎの舞台げいこ/ウーリが傘をもちだした理由/校庭と校舎をまきこむ大騒ぎ/ベク先生のなぐさめのことば/そして、第三音楽室


 ゼバスティアーンが、不安について熱弁をふるったこと/代役を立てたこと/こっそりお見舞いをしたこと/酒場「最後の骨まで亭」とあたたかい夕食/郵便屋と出会ったこと/そして、両親にあてたマルティンの手紙

10
 休暇まえの最後の授業/キルヒベルクの散歩と出会った人びと/マティアスにチョコレートがもう一枚/体育館でのクリスマス集会/思いがけない観客/その人がもらったものと、言ったこと/そして、マルティンのベッドのそばでの一瞬

11
 大はしゃぎの駅/生徒のいない学校/野外ボウリング場であきらかになったこと/こっそり柵をこえる先生/ウーリを見舞うこと/親は選べないというジョニーの意見/そして、二度も苦しまぎれのうそをつくということ

12
 たくさんの美しいクリスマスツリーと一本のちいさなトウヒ/一個が四ポンドもあるオレンジ/おびただしい涙/何度も呼び鈴が鳴ったこと/泣き笑い/新しい色鉛筆と、その使い初め/ヘルムスドルフの夜間ポスト/そして、流れ星

あとがき
 バスと路面電車/クジャクチョウのゴットフリートとエドゥアルトという名前の仔牛の悲しい思い出/ジョニー・トロッツと船長に会ったこと/正義さんと禁煙さんにくれぐれもよろしく/そして、この本のおしまい

訳者あとがき

ISBN:9784001141412
出版社:岩波書店
判型:B6変
ページ数:256ページ
定価:790円(本体)
発行年月日:2006年10月
発売日:2006年10月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YFB