大型絵本
ながいながいよる
文:マリオン・デーン・バウアー
絵:テッド・ルウィン
訳:千葉 茂樹
紙版
目次
編集部から
それぞれが持てる力を発揮して太陽を探そうとする,どこか神話のような雰囲気をもつ物語です.マリオン・デーン・バウアーは『家出—12歳の夏』など,十代の深刻な悩みを描いた作品の邦訳がありますが,この絵本では一転,詩的ともいえる世界を展開します.
しんとした雪の冷たさが伝わってくるようなテッド・ルウィンの絵も見事.動物たちの姿を正確に捉え,堂々と画面いっぱいに迫力をもって描き出しています.
本作は,米国児童図書作家・画家協会によって優れた児童文学作品に贈られる,ゴールデン・カイト賞(絵本・文部門)を受賞しました.