哲学がわかる シティズンシップ
民主主義をいかに活用すべきか
著:リチャード・ベラミー
訳:千野 貴裕
訳:大庭 大
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内容紹介
無意味に思える投票、あてにならない政治家……。政治への幻滅が進むいま、どう社会と向き合えばよいのだろうか。シティズンシップは、私たち市民の平等な政治参加を可能にするデモクラシーと結びつく概念だ。私たちはいかに権利をもちうるのか、なぜ政治に参加するのか? 思想史と理論をひもとき、真に豊かな未来を考える。
目次
まえがき
凡 例
1 シティズンシップとは何か、そしてなぜそれが問題なのか?
なぜ政治的シティズンシップなのか?
シティズンシップの構成要素
シティズンシップの逆説とジレンマ
2 シティズンシップの理論とその歴史
シティズンシップの二つの類型
平等な政治参加としてのシティズンシップ
同等の法的地位としてのシティズンシップ
近代的デモクラシー
近代民主的シティズンシップの生成
3 成員資格と所属
臣民から市民へ――境界内の包摂と排除
財産とシティズンシップの諸特性
ジェンダーとフェミニズムからの批判
ナショナリティ、民族、多文化主義
外国人から市民へ――境界外の排除
4 権利と「諸権利をもつ権利」
人権とコスモポリタンなシティズンシップ
「諸権利をもつ権利」――国のシティズンシップとグローバルな正義
5 参加とデモクラシー
デモクラシーとは何か、そしてなぜそれはシティズンシップにとって重要なのか?
参加デモクラシー
守護者制
シティズンシップとデモクラシーのいま
シティズンシップの終焉?
訳者解説
訳者あとがき
日本の読者のための文献案内
文献案内
索 引
ISBN:9784000615952
。出版社:岩波書店
。判型:4-6
。ページ数:196ページ
。定価:2000円(本体)
。発行年月日:2023年06月
。発売日:2023年06月16日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:LND。