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希望とは何か

オプティミズムぬきで語る

著:テリー・イーグルトン
訳:大橋 洋一

紙版

内容紹介

オプティミズムでもなく、社会の進歩を信じきるのでもなく、絶望の果ての、荒廃のあとに残される希望から考える。シェイクスピア、キルケゴール、トマス・アクィナス、ヴィトゲンシュタイン、カント、ベンヤミン、エルンスト・ブロッホらのテクストを読み解きながら、『文学とは何か』の著者が語る、逆説としての希望論。

目次

はじめに
凡例

第一章 オプティミズムの陳腐さ
第二章 希望とは何か
第三章 希望の哲学者
第四章 希望なき時の希望

訳者あとがき

原注
訳注
索引

著者略歴

著:テリー・イーグルトン
テリー・イーグルトン Terry Eagleton
1943年生まれ.現代イギリスを代表する文学・文化理論家.オックスフォード大学教授,マンチェスター大学教授を経て,現在,ランカスター大学教授.著書に,『文学とは何か』(岩波書店),『文学という出来事』『シェイクスピア』(平凡社),『ポストモダニズムの幻想』(大月書店),『宗教とは何か』『文化と神の死』(青土社)など多数.
訳:大橋 洋一
大橋洋一(おおはし よういち)
1953年生まれ.東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了.東京大学名誉教授.英文学専攻.著書に『新文学入門』(岩波書店),『現代批評理論のすべて』(編,新書館),訳書にイーグルトン『文学とは何か』『シェイクスピア』,サイード『知識人とは何か』(平凡社),A.C.ドイルほか『クィア短編小説集』(監訳,平凡社)など多数.

ISBN:9784000615228
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:310ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2022年03月
発売日:2022年03月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX