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新しい地域をつくる

持続的農村発展論

著:小田切 徳美

紙版

内容紹介

「遅れた」「消滅しそうな」地域とされてきた農村の価値が、田園回帰という現象を通して、いま改めて注目されている。人材としごと、コミュニティと地域経済、再生プロセスから政策まで……現場を歩く研究者たちが学問の縦割りをこえて、理論と実践という両面から、新しい時代の地域づくりのトータルな姿を描き出す。

目次

はしがき……………小田切徳美
第1章 新しい地域発展理論……………立見淳哉
第2章 新しい人材をつくる……………中塚雅也
第3章 新しい「しごと」をつくる……………筒井一伸
第4章 新しい地域内経済循環をつくる……………重藤さわ子
第5章 新しいコミュニティをつくる……………平井太郎
第6章 新しい地域資源利用・管理をつくる……………中島正裕
第7章 新しい人の流れをつくる……………嵩 和雄
第8章 新しい再生プロセスをつくる……………図司直也
第9章 新しい政策をつくる……………嶋田暁文
第10章 新しい国土をつくる……………中川秀一
終 章 新しい農村を展望する――本書の総括……………小田切徳美

【コラム】
1 農村とはどのようなところか?……………橋口卓也
2 世論調査による農村へのまなざし……………橋口卓也
3 新たな後継者――多様な担い手……………尾原浩子
4 キーワードで追う農村のトレンド……………橋口卓也
5 研修農場の登場――北海道酪農地帯の変革……………尾原浩子
6 加速する学校の統廃合と農村の新たな挑戦……………尾原浩子
7 平成の合併と人口小規模自治体……………小野文明
8 政策形成とは何か……………小野文明
9 市町村役場は地域最大のシンクタンク……………小野文明

著者略歴

著:小田切 徳美
小田切徳美(おだぎり とくみ)
明治大学農学部教授。農政学・農村政策論、地域ガバナンス論。著書『農山村再生――「限界集落」問題を超えて』(岩波ブックレット)、『農山村は消滅しない』(岩波新書)、『農山村再生に挑む――理論から実践まで』(編著、岩波書店)、『田園回帰がひらく未来――農山村再生の最前線』(共著、岩波ブックレット)ほか。

ISBN:9784000615174
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:254ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2022年02月
発売日:2022年02月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KCVD