「犠牲区域」のアメリカ 核開発と先住民族
著:石山 徳子
紙版
内容紹介
核開発を牽引する「偉大な国」で、安全保障や経済発展のために犠牲にされ、環境汚染の最前線で生きるアメリカ先住民の人びと。「最大多数の幸福」を名目に、いかに彼らの存在が不可視化されてきたか。セトラー・コロニアリズムによる支配の構造と、それに対する粘り強い抵抗の歩みを、長年の調査をもとに描き出す。
目次
はじめに
一章 セトラー・コロニアリズムの国の核開発
二章 ハンフォード・サイト汚染される先住民族の聖地
三章 ハンフォード・サイトの記憶 不可視化される環境汚染
四章 ウラン開発とナバホ・ネーション
五章 ネバダ実験場の地理空間 大地に刻まれるクレーター
六章 骸骨の谷から見える未来
七章 核開発とセトラー・コロニアリズム 環境正義への歩み
呼称について
あとがき
注
引用文献
ISBN:9784000614221
。出版社:岩波書店
。判型:4-6
。ページ数:298ページ
。定価:3500円(本体)
。発行年月日:2020年09月
。発売日:2020年09月26日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS。