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シリア 震える橋を渡って

人々は語る

著:ウェンディ・パールマン
訳:安田 菜津紀
訳:佐藤 慧

紙版

内容紹介

2011年、アサド政権の崩壊を目指して、抗議活動に立ち上がったシリアの人々。恐ろしい暴力に晒され、祖国から逃れなくてはならなかったにもかかわらず、彼らは今もその夢をあきらめていない。満杯の監獄に押し込められ、誰かの遺体の上で眠るしかなかったと語る男性、シリア人には尊厳などないと嘆く女性……。人々が赤裸々に語ったシリアの現実とは。SUGIZOさん(ミュージシャン)推薦。

目次

本書に登場する人々
序 文
日本語版への序文

第Ⅰ部 権威主義体制
第Ⅱ部 潰えた希望
第Ⅲ部 革命の芽生え
第Ⅳ部 苛酷な弾圧
第Ⅴ部 武装する人々
第Ⅵ部 戦時下に生きる
第Ⅶ部 祖国からの逃亡
第Ⅷ部 この戦争の意義

謝 辞
訳者あとがき

著者略歴

著:ウェンディ・パールマン
ウェンディ・パールマン(Wendy Pearlman)
ノースウェスタン大学教授.アラビア語を話し,レバノン,ヨルダン,エジプト,モロッコ,イスラエル,ヨルダン川西岸地区,ガザ地区などを含むアラブ世界で20年以上にわたり調査を行ってきた.中東に関する数多くの論文を執筆.パレスチナの民衆運動に関する2冊の著書は各界で絶賛されている.ハーバード大学,ジョージタウン大学,ブラウン大学で学び,ハーバード・ケネディ・スクール,ベルファー・センターにてフルブライト奨学生,および博士研究員を務めた.現在はイリノイ州シカゴ在住.
訳:安田 菜津紀
安田菜津紀(やすだ なつき)
フォトジャーナリスト.中東,東南アジア,アフリカ,東日本大震災の被災地などを取材.著書に『あなたと,わたし』(サヘル・ローズと共著.日本写真企画,2018 年),『君とまた,あの場所へ――シリア難民の明日』(新潮社,2016 年)など.
訳:佐藤 慧
佐藤 慧(さとう けい)
フォトジャーナリスト.中東,アフリカ,東ティモール,東日本大震災の被災地などを取材.著書に『しあわせの牛乳』(ポプラ社,2018年),『Fragments 魂のかけら』(かもがわ出版,2014年)など.

ISBN:9784000613576
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:286ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2019年08月
発売日:2019年08月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FB