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日日是日本語

日本語学者の日本語日記

著:今野 真二

紙版

内容紹介

日本最大級の辞書を全巻読破しても満足せず、今日も古書店の出品リストを嬉々として眺めて本を集め、新聞を読んでもテレビを観ても日本語のことがひたすら気になる──。改めて「言葉」を考えるヒントが満載。日々「浅く、単純に、粗く」なってゆく日本語の使われ方を憂いつつ綴られた、日本語博士の日記。

目次

まえがき

一月 読書始
二月 八〇〇万円の辞書
三月 「ソらまめ」複雑なり
四月 「変化」と「進化」
五月 擬人化される「AI」
六月 「カサガサ」と「ガサカサ」
七月 知らない日本語はいくらでもある
八月 オレンジの月に飛ぶ蝙蝠
九月 「やややや」
一〇月 雰囲気だけのことば
一一月 「さしすせそ」の謎
一二月 『訴訟提要』から紅白歌合戦へ

あとがき

著者略歴

著:今野 真二
今野真二(こんの しんじ)
1958年神奈川県生まれ.1986年早稲田大学大学院博士課程後期退学.現在,清泉女子大学教授.専攻は日本語学.
主要著作―『仮名表記論攷』(清文堂出版,第30回金田一京助博士記念賞受賞)『消された漱石 明治の日本語の探し方』(笠間書院),『漢字からみた日本語の歴史』(ちくまプリマー新書),『『言海』と明治の日本語』(港の人),『かなづかいの歴史』(中公新書),『百年前の日本語』『日本語の考古学』『北原白秋 言葉の魔術師』(以上,岩波新書),『日本語学講座』全10巻(清文堂出版),『戦国の日本語』(河出ブックス),『『日本国語大辞典』をよむ』(三省堂)ほか多数

ISBN:9784000613347
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:284ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:CF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:CJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:2GJ