著者略歴
著:ジャック・ラカン
ジャック・ラカン(Jacques Lacan 1901-1981)
フランスの精神分析家.パリに生まれ,パリ大学で精神医学を修め,主にパラノイアを研究.第二次大戦後,フロイト理論をラディカルに展開し,有名な「鏡像段階論」をはじめとする自我や無意識の構造主義的探求によって,精神の科学に新たなる地平を拓いた.1964年にはパリ・フロイト派を創設し,その後のフランス精神分析の隆盛に決定的な役割を果たす.その思想活動は哲学・社会学・文学・言語論・記号論などにも広範な影響を及ぼした.主著に『エクリ』(1966)
他訳:小出 浩之
小出浩之(コイデ ヒロユキ)
1943年生まれ.精神科医.現在,岐阜大学名誉教授.