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現代の起点 第一次世界大戦

精神の変容

編:山室 信一
編:岡田 暁生
編:小関 隆

紙版

目次

Ⅰ 総説

 1 「芸術」の崩壊と大衆文化 岡田暁生(京都大)

Ⅱ 参加の芸術/芸術の自律

 2 第一次世界大戦と演奏会文化の変質――音楽国有化の思想ならびに慈善コンサートを中心に 岡田暁生(京都大)
 3 モダン・アートの〈参戦〉と〈擬装〉――美術/軍事/イデオロギー 河本真理(日本女子大)
 4 自律芸術の終焉?――第一次世界大戦とフランスのアヴァンギャルド 久保昭博(関西学院大)

Ⅲ 物語りの断片化と再統合

 5 集団性の脈動,トラウマの衝迫――精神分析からみた第一次世界大戦と心的生の変容 立木康介(京都大)
 6 戦争を書く――『見出された時』と第一次世界大戦 小黒昌文(駒澤大)
 7 マルク・ブロックの戦場――戦争経験と歴史的学知の変容 王寺賢太(京都大)

Ⅳ 西欧の没落

 8 音楽におけるナショナリズム――ラプソディの歴史と第一次世界大戦 伊東信宏(大阪大)
 9 〈精神の危機〉の時代――問いとしてのヨーロッパ 森本淳生(一橋大)
 10 第一次世界大戦前後の日本の文化財保護と伝統文化 高木博志(京都大)

コラム
 武器をアートにする 田中雅一(京都大)
 北アイルランド紛争とソンムの戦いの記憶 酒井朋子(東北学院大)
 アメリカ映画の世紀 石田美紀(新潟大)
 第一次世界大戦と日本の西洋美術コレクション 高階絵里加(京都大)

ISBN:9784000287135
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:288ページ
定価:3700円(本体)
発行年月日:2014年06月
発売日:2014年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB