目次

　本冊の読みどころ
　本冊のおもな登場人物
　主要登場人物系図

第六十二回
　　憨湘雲　酔いて芍薬の裀に眠り
　　呆香菱　情もて石榴の裙を解く

第六十三回
　　怡紅を寿ぎて　群芳　夜宴を開き
　　金丹に死して　独艶　親喪を理む

第六十四回
　　幽淑の女　悲しみて五美吟を題し
　　浪蕩の子　情もて九龍珮を遺る

第六十五回
　　賈二舎　偸かに尤二姨を娶り
　　尤三姐　柳二郎に嫁がんことを思う

第六十六回
　　情小妹　情を恥じて地府に帰し
　　冷二郎　一たび冷めて空門に入る

第六十七回
　　土儀を見て　顰卿　故里を思い
　　秘事を聞きて　鳳姐　家童を訊す

第六十八回
　　苦尤娘　賺されて大観園に入り
　　酸鳳姐　大いに寧国府を鬧がす

第六十九回
　　小巧を弄し　借剣を用いて人を殺し
　　大限を覚り　生金を呑んで自ら逝く

第七十回
　　林黛玉　重ねて桃花社を建て
　　史湘雲　偶たま柳絮詞を塡す

第七十一回
　　嫌隙の人　有心に嫌隙を生じ
　　鴛鴦の女　無意に鴛鴦に遇う

第七十二回
　　王熙鳳　強きを恃んで病を説うを羞じ
　　来旺の婦　勢に倚りて親を成すを覇す

第七十三回
　　痴の丫頭　誤って繡春囊を拾い
　　懦の小姐　累金鳳を問わず

第七十四回
　　奸讒に惑いて　大観園を抄検し
　　孤介を矢いて　寧国府と杜絶す

第七十五回
　　夜宴を開きて　異兆　悲音を発し
　　中秋を賞でて　新詞　佳讖を得

第七十六回
　　凸碧堂に笛を品いて　凄清を感じ
　　凹晶館に詩を聯ねて　寂寞を悲しむ

第七十七回
　　俏き丫鬟　屈を抱きて風流に夭し
　　美しき優伶　情を斬りて水月に帰す

第七十八回
　　老学士　閑ろにの詞を徴し
　　痴公子　芙蓉の誄を杜撰す

第七十九回
　　薛文龍　河東の獅を娶るを悔い
　　賈迎春　誤って中山の狼に嫁ぐ

第八十回
　　美しき香菱　貪夫の棒を屈受し
　　王道士　妬婦の方を胡謅す