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近代「国文学」の肖像 5
高木市之助 文藝論の探求
著:高田 祐彦
紙版
内容紹介
文学を文学たらしめているものとは何か。自らの主たるフィールドを古代に置きつつも、文芸論的研究の広がりのなかで、文学の本質を問い続けた高木市之助。叙情と叙事の探究、自然・環境・風土をめぐる考察など、独自の構想から古代の文学像を捉えた。「文学の鬼」とまで称された、その生涯と学問的業績を時代のなかに描き出す。
目次
略 伝
一 略歴
二 その学問
第一章 文藝の本質と研究
一 文藝の基本的性格
1 文藝の構造――その四つの側面
2 文藝の「形」と「技術」
二 文藝の形とジャンル
1 「形」と「ことば」と「心」
2 形の文学論へ向けて
三 研究とは何か
1 基本作業としての読むこと
2 文化の一環としての国文学
第二章 叙事と抒情をめぐって
はじめに
一 英雄時代と叙事詩
1 叙事詩成立の可能性
2 歌謡と所伝
二 抒情詩とその問題
1 叙事詩と抒情詩
2 抒情と日本文学
三 短歌を支える力
四 抒情の行く方
まとめ
第三章 自然・環境・風土
一 自然と環境
二 万葉の環境――清なるもの
三 「みやこ」の成立
四 季節の推移
五 景と風土
まとめ
主要参考文献
高木市之助 年譜
後 記