著者略歴
著:柳田 邦男
柳田邦男(やなぎだ くにお)
人生後半になって,絵本に秘められた深い文学性を再発見して以来,「大人こそ絵本を」「絵本は人生に3度」「絵本は心育てのバイブル」などのキャッチフレーズを創作して,エッセイや全国各地への講演行脚で語りつづけている.
本書は岩波書店刊の『砂漠でみつけた一冊の絵本』の姉妹編になる.心,いのち,生き方を考える絵本の翻訳にも力を入れ,最近の翻訳絵本に,『コルチャック先生 子どもの権利条約の父』『ヤクーバとライオン I 勇気』『ヤクーバとライオン II 信頼』(以上,講談社),『だいじょうぶだよ,ゾウさん』(文溪堂),『少年の木 希望のものがたり』(岩崎書店)などがある.
1936年栃木県生まれ.現代社会の問題をえぐるノンフィクション分野の本来の仕事にも精力を注いでおり,近著に『新・がん50人の勇気』『「想定外」の罠』(以上,文藝春秋),『終わらない原発事故と「日本病」』(新潮社),『言葉が立ち上がる時』『大人が絵本に涙する時』(以上,平凡社)などがある.