文学について
著:ウンベルト・エーコ
訳:和田 忠彦
紙版
内容紹介
幼少期から抱き続けた作家への夢を、小説『薔薇の名前』によって実現したエーコにとって、物語を書くことと、学術的な理論書を著すことは、どのような関係にあったのか。二〇〇〇年以降、批評と創作の双方に軸足を置きながら、自らの集大成に向けて歩み始めたエーコが、文学についての思索をまとめ上げた渾身の一冊。
目次
序
文学の機能
「天国篇」読解
『共産党宣言』の文体について
ヴァロワの霧
ワイルド──逆説と警句
ある学士芸術家の肖像
ラ・マンチャとバベルのはざまで
ボルヘスとわたしにおける影響の不安
カンポレージについて──血、身体、生命
象徴について
文体について
雨のなかの鉄道信号機
形態の汚点
間テクスト的アイロニーと読みのさまざまなレヴェル
詩学とわたしたち
反アメリカ三世代のアメリカ神話
偽りの力
どのように書くか
原 注
訳者解説
人名索引
作品・文献索引
ISBN:9784000246569
。出版社:岩波書店
。判型:4-6
。ページ数:484ページ
。定価:4600円(本体)
。発行年月日:2020年09月
。発売日:2020年09月28日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DSA。