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精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本

著:大熊 一夫

紙版

内容紹介

日本の精神保健制度のあるべき姿を提言

目次

 はじめに

第1部 日本の悪夢――1970年,鉄格子の内側に潜入
 1 恐怖と絶望と退屈の病棟
 2 私設強制収容所
 3 不肖の息子とその親

第2部 目からウロコ――1986年,精神保健先輩国を訪ねる
 1 精神病院を廃絶?
 2 世界の精神保健事情
 3 バザーリアの後継者を招く

第3部 精神病院の終焉――2006年春,ローマの友からの便り
 1 取材意欲再び
 2 タンスの骸骨
 3 トリエステ燃ゆ
 4 歴史的妥協
 5 トリエステの現在
 6 バザーリアってこんな人

第4部 地域サービス時代の到来――1990年代以降のイタリア
 1 180号法生き残る
 2 首都ローマの改革
 3 司法精神病院の街
 4 政変で精神保健が変わった
 5 残酷物語はお伽話に昇華した
 6 改革のキーワードは脱・施設化

第5部 日本の地域精神保健――2009年,希望への胎動
 1 2人の先達その後
 2 青い鳥を求めて

  付録 180号法(バザーリア法)全文(訳・村上和子)

 参考文献
 あとがき
 初出一覧

ISBN:9784000236850
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2009年10月
発売日:2009年10月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS