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疾走12年 アサノ知事の改革白書

著:浅野 史郎

紙版

目次

 はしがき

第1章 私が知事を辞めたわけ――57歳転職最後のチャンス
 4選不出馬を決意
 知事という特権の魅力
 重圧からの解放
 知事の一日
 回転寿司を平らげるような

第2章 組織スキャンダル――情報公開に聖域なし
 食糧費の不適正支出をめぐる住民訴訟
 トップの判断で組織一丸となって処理
 組織の論理と不祥事
 情報公開から情報共有へ

第3章 選挙は楽し――基盤なし借りなしで3選
 決断するまでの苦悩
 出馬を決断
 県民の想いを裏切れない
 再選選挙―政党・団体の推薦を拒む
 100円カンパで一人ひとりが主役
 3選選挙―まっすぐにアサノらしく

第4章 議会との緊張関係――万機公論に決すべし
 「私には与党はありません」
 知事が策定した計画を白紙撤回
 知事の再議権を行使
 知事提案の人事案件を議会が否決
 県議会答弁の面白さ
 議会は県条例の立法機関
 談合は犯罪である

第5章 地域おこしの醍醐味――楽天イーグルス 負けても元気
 楽天か,ライブドアか
 ライブドアをどう見るか
 楽天ゴールデン・イーグルス誕生
 宮城県の「楽天効果」
 ベガルタ仙台のJ1デビュー
 仙台にミュージカル専用劇場を

第6章 福祉の現実と理想――障害者施設解体宣言
 「解体宣言」を発表
 障害者を施設から地域へ
 福祉職員からの声
 解体宣言見直しの真相
 「共に学ぶ教育」を進める
 「地域の底力」
 障害福祉の仕事に目覚める
 障害福祉課長時代からの課題として

第7章 地方活力の時代――目指せ地方分権 全国知事会のとりくみ
 ふるさと懇談会
 国庫補助金の弊害
 「闘う知事会」の誕生
 何のための三位一体改革だったのか
 国は専門性の転換宣言を

第8章 知事の責任――県警犯罪捜査報償費
 仙台市民オンブズマンからの訴訟
 宮城県警への疑念
 警視庁,北海道警でも
 犯罪捜査報償費の不適正支出を確信する
 宮城県警,重い腰を上げる
 後任知事,予算執行停止を解除
 捜査報償費問題は未解明

 あとがき

ISBN:9784000234214
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:250ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2006年05月
発売日:2006年05月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPT