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書物について

その形而下学と形而上学

著:清水 徹

紙版

内容紹介

ただものではない本をめぐる究極の1冊!

目次

はじめに

I 書物の考古学

 書物の誕生から確立へ

  書物の起源

  ページの成立

  口頭言語から書物へ

  図書館の誕生

  神話としてのアレクサンドリア図書館

 象徴としての書物

  古代オリエント世界、あるいは書物と死

  旧約聖書の世界における書物

  聖書による戴冠

 コデックス革命

 《書物》の達成

  『神曲』における《書物》の達成

  美しい書物

Ⅱ 近代性と書物

 グーテンベルク革命

  グーテンベルク革命

  ユゴーの幻視

  「毒」としての活字印刷

 図書館をめぐる想像界─バベルの影─

 《書物》と文学的絶対─『アテネーウム』誌グループ─

 バベルの影のもとに

  第二の印刷革命

  シャルル・ノディエと《書物》へのアイロニー

  古書ブームとノディエ

  ヴィクトル・ユゴーと書物幻想

Ⅲ マラルメと《書物》

  書物の物体性への関心

  活字と版面

  襞・折り目

  挿絵入り豪華本をめぐって

  《書物》の神話

  ふたたび、襞、折り目

  公衆への呼びかけ

  書物としての劇場

  書物における音楽

  書物とバレエ

  『賽の一振り』について

  断章性・未完結・多義性

  《究極の書物》

Ⅳ バベルのあと

  新たな地殻変動

  ミシェル・ビュトールの位置

  書物における非連続

  《文庫本》論争

  《リーヴル・ダルチスト》、あるいは書物の物質性と視覚性

  そして、いま



あとがき

ISBN:9784000233590
出版社:岩波書店
判型:A5変
ページ数:400ページ
定価:4600円(本体)
発行年月日:2001年07月
発売日:2001年07月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLK