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九十歳の省察

哲学的断想

著:沢田 允茂

紙版

内容紹介

未来への遺言―文明と文化のあるべき姿とは

目次

Ⅰ 九十歳の断想
 心とは
  二つの心――人間と動物の間
  心と身体――心は社会の代表である
  脳と心――身体と社会への責任者
  「私」はどこに在るのか
  広がる私
  「分かれる」と「別れる」
 言葉について
  人間の言語
  嘘
  にわとりと卵
 経験をめぐって
  感覚の輸出入
  可能的経験とは何か
  私は何故に哲学を学んだのか
  「老い」とは何か
 自然と人間
  生命について
  進歩と進化――日本語の誤り
  自然と人間
 「共に」について
  愛のいろいろ
  戦争と平和
  「家の思想」と「会社の思想」
  歴史とは何か
  哲学は終わるのか
  自由の欠陥――プラトンと現代
  偶然と運命――最後の宗教か
  習慣について
  主観的と客観的
  「知識を持つ」とはどういうことか
  哲学は終わるのか
  科学技術は人類を幸福にするのか
  ロボットとライフ・サイエンス――生活(生命)の科学化
  環境について
  科学技術は人類を幸福にするのか

Ⅱ 世紀転換期の風景
 忘れられぬ言葉,忘れてしまった言葉
 「正しい」とはどういうことか
 「私」(Self)について
 職業の貴賤について
 プライヴァシーはどこまで必要か
 病と健康の形而上学
 生活習慣と生活革新
 官僚主義と人情
 宗教と戦争
 国家と民族の神話
 政治と国際倫理
 世紀末と近代の終末

Ⅲ 風景という思想
 私の歩んだ哲学の道

 年譜――――沢田桂子
 解題――――西脇与作

ISBN:9784000226165
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:220ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2006年07月
発売日:2006年07月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:DSRC