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ある戦後精神の形成

1938-1965

著:和田 春樹

紙版

内容紹介

戦後平和主義を原点とする知識人の自分史

目次

はじめに

第一章 幼年時代
 誕生/菊水の家紋/私の祖先/父と母/戦争の時代/良き小国民

第二章 戦後の小学生
 終戦/『少年倶楽部』敗戦号/『少年クラブ』へ/焼け跡の子供たち/村への引越し/袖師小学校時代

第三章 中学時代
 静岡の中学/コペル君の法則再軍備の影/三年生になって/思想の変化/竹内好との出会い

第四章 高校時代
 高校入学のころ/憲法学習と平和論/ぼくらはごめんだ/「日韓会議」決裂に思う/『初等ロシア語』と『世界』/進む左傾化/憲法擁護国民連合清水支部への参加/二年生になって/サークル「いしわり」/発病――挫折/受験勉強と仮装行列

第五章 大学生活
 大学入学/学生運動とスターリン批判/ハンガリー事件/イヴ・モンタンとソ連のうた/ロシア革命の研究/ロシア史研究会/西洋史学科進学/卒論のテーマをさがして/大学最後の年

第六章 社会科学研究所にて
 社研助手となる/私の安保闘争/新しい研究の方向/大学管理法問題/結婚/近代化論批判/日韓条約反対運動/助手論文と就職

 参考にした資料と文献

ISBN:9784000220354
出版社:岩波書店
判型:4-6
ページ数:384ページ
定価:3300円(本体)
発行年月日:2006年10月
発売日:2006年10月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB