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言語の科学 1

言語の科学入門

著:松本 裕治
著:今井 邦彦
著:田窪 行則

紙版

内容紹介

言語をとらえるさまざまなアプローチを紹介

目次

〈言語の科学〉へのいざない
学習の手引き

1 言語とは何か
1.1 言語の定義Ⅰ: 言語の一般的特徴
1.2 言語の定義Ⅱ: 個々の言語
1.3なぜ人間には言語が備わっているのか
(a) 系統としての言語獲得 (b) 個体としての言語獲得
1.4 言語の定義Ⅲ: 言語能力と言語運用
1.5 言語の自律性
1.6 言語の意味
1.7 人工言語
1.8 手話
第1章のまとめ

2 言語学のめざすもの
2.1 言語学・言語学者とは何でないか
2.2 比較言語学
(a) 比較言語学の誕生 (b) 比較言語学の方法 (c) 比較法の基礎 (d) 比較言語学の限界 (e) 比較言語学と構造言語学
2.3 構造言語学
(a) 言語の体系性の発見 (b) 構造言語学の方法 (c) 構造主義における体系の習得
2.4 生成文法
(a) 生成文法の研究対象 (b) 文法知識の性質 (c) 言語機能の生得性とメタ理論 (d) 生成文法における理論の検証
2.5 言語の説明理論をめざして
第2章のまとめ

3 言語への情報科学的アプローチ
3.1 自然言語処理技術の概要
3.2 歴史と展望
3.3 自然言語処理システムの評価
3.4 認知モデルと情報処理
(a) 理論と処理 (b) 部分性と計算 (c) 計算と意味
3.5 言語理論と工学的応用
(a) 応用の条件 (b) 現象の重要性 (c) 理論の一般性 (d) 計算量 (e) 入手不能な情報 (f) 理論を使わない理論
第3章のまとめ

4 言語科学の提唱
4.1 近代科学と言語科学
(a) 科学とは何か (b) 科学でないもの
4.2 言語科学の特徴
(a) 自然と人間 (b) 観察と実験 (c) 妥当性のレベル (d) 還元主義 (e) パラダイム依存
4.3 言語科学と関連科学
(a) 認知科学としての言語科学 (b) 科学と技術 (c) 言語科学と言語工学
4.4 複雑系としての人間
(a) 複雑性 (b) 人間の個体差 (c) 不確定性 (d) 局所性と複雑適応系
第4章のまとめ

用語解説
読書案内
参考文献
索引

ISBN:9784000069014
出版社:岩波書店
判型:菊判
ページ数:208ページ
定価:3600円(本体)
発行年月日:2004年04月
発売日:2004年04月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:CF