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まる ありがとう

著:養老孟司
写真:平井玲子

電子版

内容紹介

養老さんの飼い猫で、冠番組も持っていた人気者「まる」が、2020年12月に亡くなりました。 まるを自分自身の「ものさし」と語ってきた養老さん。 まると過ごした日々、まるの死を通じて養老さんは、意識中心で頭でっかちになりがちな人間社会の危険性や、生き物にとって大切な感覚の世界について改めて思索を広げ、その視点は独自の「自足」論として本書で展開されます。 まるとの出会いと日常、生きていく術、死、ペットロス、生き物らしさなど、かけがえのない存在だったまるの死に直面して考えたことを、養老さんが語りつくしました。 まるに寄り添い、写真を撮ってインスタグラムやブログにアップしてきた、養老さんの秘書・平井さんのエッセイと、オールカラー114枚の写真も掲載。

目次

・まえがき ・図らずも人気者に ・ときどきまる ・最期 ・死に場所 ・まるが来た日 【コラム(1)】秘書・玲子の今日もまぁくん日和 日常 ・無口な猫 ・ペットロス ・人命は地球より重いか ・まるが死んでから分かったこと ・まるはものさし ・感覚が優先する社会 ・日本人は「実感信仰」 【コラム(2)】秘書・玲子の今日もまぁくん日和 営業部長 ・まるの生き方 ・ブータンの幸福 ・自足する者の強み ・死んだ動物のすむ星 【コラム(3)】秘書・玲子の今日もまぁくん日和 男らしさ ・四門出遊 ・大切なのは生き物らしさ ・多様性の否定 【コラム(4)】秘書・玲子の今日もまぁくん日和 二度と戻らない日々 ・安藤忠雄さんからの手紙 ・散歩 ・虫塚 ・こだわらない心 ・特別な猫 ・あとがき ・参考文献

JP-eコード:90844367000000000000
出版社:西日本出版社
コンテンツ公開日:2022年01月26日