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片山杜秀の本 1

音盤考現学

著:片山杜秀

電子版

内容紹介

武満、黛、團、伊福部、西村、細川、川島からブーレーズ、ベリオ、ノーノ、ライヒ、タン・ドゥンまで──
現代音楽の荒野に炸裂する批評の絨毯爆撃!
『レコード芸術』の人気連載、ついに単行本化!

「天才と博識がはじけ出てくるような批評集である」(第18回吉田秀和賞・選評より)

『レコード芸術』誌上で2000年1月から連載中の名物コラム「傑作!? 問題作!?」の前半50回分を一挙集成!
政治、社会、思想、演劇、芸能……全方位に伸びる好奇心のアンテナは現代音楽になにを聴き取ったのか。
日本の音楽シーンを元気にすること間違いなしのケッサク評論が満載!

目次

[一]西村朗とバブルとオウム
[二]守護聖人バーンスタイン
[三]譚盾と中華幻想
[四]アムラン・超絶技巧・学歴社
[五]武満徹の嘘
[六]ルトスワフスキのドラマツルギ
[七]アンドリーセンと礼楽思想
[八]ニーノ・ロータにはまだ名盤が
[九]幻の作曲私塾
[十]ソ連への挽歌
[十一]川島素晴と歴史の終焉
[十二]バッハの罪?
[十三]細川俊夫の昏い青春
[十四]作曲家?編曲家?冨田勲
[十五]ブーレーズの“スピード”
[十六]小林研一郎といつまでも変わらない日本
[十七]武満の水、細川の水
[十八]高橋悠治と藤井貞和
[十九]柴田南雄のマーラー的な夢
[二十]佐藤聰明の沈黙
[二一]キラールとコピペ魔
[二二]ノーノと革命
[二三]團伊玖磨と中国
[二四]石田秀実と気
[二五]ルルー・伊福部・ショパン
[二六]三善晃の“断絶”
[二七]小澤征爾と「満洲」
[二八]朝比奈隆の「無国籍」
[二九]橋本國彦の懺悔
[三十]ベリオのデタント
[三一]レイボヴィッツと悪魔
[三二]人肉食と「ミシ」マ
[三三]山下和仁の「感情過多様式」
[三四]武満徹とキャバレー・ソング
[三五]「ミャス六」の謎
[三六]武満徹の無重力
[三七]クセナキス・確率論・戦争
[三八]核の時代のオルフェウス
[三九]ブランキスト、ライヒ?
[四十]ヴァントと大聖堂
[四一]completeという難関
[四二]「国民詩曲」と社会主義リアリ
[四三]シェーンベルクと編曲の夢
[四四]日本のハムレット
[四五]ヘラーが丸く収めます
[四六]チェンバロを持って来い!
[四七]齋藤秀雄の不幸
[四八]林光の含羞
[四九]鉄道の落魄
[五十]幻の京都楽派を求めて

JP-eコード:90395104JAAA01MBJE3X
出版社:アルテスパブリッシング
コンテンツ公開日:2017年03月23日
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