トーキングヘッズ叢書(TH Series)
悪の方程式
著:アトリエサード
内容紹介
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「善」がますます過剰になってきている昨今、「悪」についてもう一度見つめ直すことが必要かもしれない――
単なる暴力や犯罪行為とは異なる「悪」のあり方について、さまざまな側面から解題してみました。
特集以外にも、多様な記事が満載、読み応えたっぷりです!
ダークナイト・トリロジーにみる悪の本質
〈アート〉と〈革命〉は常に悪である~テロ的アートの系譜
「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」には、悪意がない~『サイボーグ009』の問題提起
警官を蹴るチャップリン~映画はなぜ警察を敵視するのか
悪いヤツはだいたいイケメン~少女漫画におけるモラルとエロス
乱反射する悪魔崇拝(サタニズム)
広まるネクロフィリア的悪の発想
マグダラのマリアが浮き彫りにする悪徳と美徳
ほか
目次
悪の彼方の悪~ダークナイト・トリロジーにみる悪の本質●大岡淳
超越性への渇きとしての悪~磯田光一について●石和義之
悪魔と美意識●釣崎清隆
乱反射する悪魔崇拝(サタニズム)●仁木稔
悪の時代に寄せて~広まるネクロフィリア的悪の発想●べんいせい
「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」には、悪意がない~『サイボーグ009』の問題提起●宮野由梨香
悪いヤツはだいたいイケメン~少女漫画におけるモラルとエロス●馬場紀衣
〈アート〉と〈革命〉は常に悪である~テロ的アートの系譜●石川雷太
警官を蹴るチャップリン~映画はなぜ警察を敵視するのか●高槻真樹
映画『ルー・サロメ』『ソドムの市』『神々のたそがれ』を中心に、人間の業について考えた●浦野玲子
キム・ギドク 悪の倫理●浅尾典彦
凡庸で陳腐なのはどちらかといえば私たちの方だといえばいいのだろうか●本橋牛乳
僕らはみんな小悪党~小市民だれもが持つ小さな悪意●日原雄一
「毒親」進化論~フィクションの中の「毒母」たち●梟木
みだらで汚らわしい恥知らずな欲望~エルヴェ・ギベールの文学と悪●渡邊利道
古川日出男『砂の王』と輻輳する「悪」●岡和田晃
現代的悪役キャラ作成ガイド●阿澄森羅
娼婦と聖性~マグダラのマリアが浮き彫りにする悪徳と美徳●志賀信夫
三浦悦子の世界〈18〉[兵士の盾]
こやまけんいち絵本館42
四方山幻影話45●堀江ケニー
《コミック》 DARK ALICE 35. ノア&レイ●eat
〈写と真実8〉 嗤い声を高らかに●写真・文=タイナカジュンペイ
《小説》 ダークサイド通信no.3「優しい悪魔」●最合のぼる
一コマ漫画●岸田尚
Review/三島由紀夫「金閣寺」/松本清張「無宿人別帳」ほか
辛しみと優しみ42●人形・文=与偶
立体画家 はが いちようの世界30~ペンギン・ギャラリー
■TH RECOMMENDATION
ヨコハマトリエンナーレ2020レポート●ケロッピー前田
アジアフォーカス・福岡国際映画祭2020レポート●友成純一
ほか
■TH FLEA MARKET
『天使/L'ANGE』のシテン●加納星也
バリは映画の宝島〈番外編〉/続 キム・ギヨン~激しく優しい、死んでもいい肉体関係●友成純一
山野浩一とその時代(13)/原案・原作・脚本をつとめた『戦え! オスパー』●岡和田晃
ほか
JP-eコード:88375421JAAA01MBJE3X
。出版社:書苑新社
。コンテンツ公開日:2020年12月24日
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