乱歩謎解きクロニクル
著：中相作
電子版
内容紹介
乱歩はなぜ自伝を執筆したのか？ そして乱歩最大のトリックとは？ 「本格探偵小説」「怪奇趣味」「猟奇趣味」……容易に全体像を掴ませない作家・江戸川乱歩の生涯を、横溝正史ほか同時代の登場人物たちを絡めながら、さまざまな角度から辿ることによって、その秘められた側面をあぶりだす画期的な謎解き評伝。
目次
涙香、「新青年」、乱歩
はしがき
第一章 「新青年」という舞台
第二章 絵探しと探偵小説
第三章 黒岩涙香に始まる
江戸川乱歩の不思議な犯罪
昭和四年 虐殺
大正十五年 対立
昭和二年 放浪
大正十三年 猟奇
昭和三年 再起
昭和十年 敬慕
昭和四年 変転
昭和三年 詐術
「陰獣」から「双生児」ができる話
二組の双生児
正体をめぐる謎
カムバックの舞台裏
編集者横溝正史
野心を託した大探偵小説
乱歩と三島 女賊への恋
「鬼火」因縁話
東京へ
暗い絵
水と火
廃園で
冬の旅
猟奇の果て 遊戯の終わり
土蔵の死骸
二冊の豪華本
猟奇耽異の器
文学派の領土
美しい死体
ポーと乱歩 奇譚の水脈
初出
引用底本一覧
作品年譜
あとがき
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。出版社：言視舎
。コンテンツ公開日：2018年06月28日
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