精読 小津安二郎
著:中澤千磨夫
電子版
内容紹介
小津映画を書物と同様の手法で精密に分析することを主張する著者が小津の代表作を縦横に読み解く。精読することで明らかになるディテールに込められた小津の映像美学の核心、そして戦争と死の影。小津の中国戦跡調査も実施。
目次
I 死の影の下に
1▼『父ありき』――死者の集合性、あるいは「無」へ
2▼『宗方姉妹』――ドン・キホーテの運命、あるいは激発する暴力
3▼『麦秋』――死者の眼、そして麦穂の鎮魂
4▼『東京物語』――死の影の下に
II 小津安二郎と戦争
5▼「敗けてよかった」再考――小津安二郎の戦争・序説
6▼「敗けてよかった」三考――小津安二郎「海ゆかば」と「軍艦マーチ」の間
7▼小津安二郎の見つめた戦争(講演)
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。出版社:言視舎
。コンテンツ公開日:2018年01月11日
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