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「超」音楽対談 オーケストラに未来はあるか

著:浦久俊彦
著:山田和樹

電子版

内容紹介

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山田 今日もすぐ終わりますよ。「オーケストラに未来はあるか?」
「ない!」で終わり(会場爆笑)。
浦久 そういわれてしまうと、もう身もフタもない(笑)。
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浦久 指揮者から見た理想のオーケストラとは?
山田 自分のイメージというか、アイディアを具現化してくれるオーケストラが、
理想のオーケストラということになると思うんですよ、ふつうはね。
浦久 では、そのイメージを持っていない指揮者の場合はどうなるのかな?
山田 ほらきた(会場笑)。
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山田 観客のみなさんがちょっとかわいそうって思うこともある。
浦久 緊張感を強いられて?
山田 指揮者が棒を下ろすまで拍手はするなとか。あれ、やめてほしいですね。
だからぼくは、あえて指揮棒をずっと上げておこうかなって(会場笑)。
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浦久 日本では、みんなで歌って踊って、わいわいいう音楽のほうが、
はるかに長い歴史を持っていた。
山田 なるほど。日本人は劇場から飛び出して、盆踊りをしよう(笑)と。
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日欧の文化を知悉し、コンサートプロデュースや文筆でユニークな活動を続ける文化芸術プロデューサー・浦久俊彦と、現在もっとも多忙な音楽家のひとりとして世界中を飛びまわりながら、日本の音楽界にラディカルな問いを投げかける指揮者・山田和樹が、「クラシック音楽の明日」についてガチンコ対談。

山田が実演家として現場的・実践的疑問を提示すれば、浦久が古代から現代までの音楽思想や人文科学の知識を総動員してガチで答え、浦久が大風呂敷の「音楽文化改革案」を提示すれば、山田がカリスマ指揮者の余裕で全肯定!

抱腹絶倒の対話は、コロナ禍にあえぐクラシック音楽界への福音となるのか!?

目次

はじめに(山田和樹)
第1日 宇宙は指揮できるか
第2日 オーケストラに未来はあるか
第3日 プロか? アマか? 生き残るのはどっちだ?
第4日 理想のオーケストラとは?
特別編 コロナ後の文化・芸術 凸凹論
おわりに(浦久俊彦)

JP-eコード:86559242JAAA01MBJE3X
出版社:アルテスパブリッシング
コンテンツ公開日:2021年11月12日
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